「新しい学習指導要領が実施されます。」②
2020年4月13日 12時27分【外国語活動・外国語について】
これからの時代は、一部の職業の人だけではなく、あらゆる人に国内外で英語を使う機会があると思います。英語を学ぶことは子どもたちの将来の可能性を広げることにもつながります。これまでは小学校5年生から「外国語活動」を行い、「聞くこと」「話すこと」を通して英語に慣れ親しむ学習を行っていましたが、中学校以降の学習にどうつなげていくのかという課題がありました。そのため、外国語活動を3年生から開始し、5年生からは教科として段階的に「読むこと」「書くこと」も学んでいくことにしました。外国語を学ぶことを通して国語への理解が深まるという意味でも、小学校から英語を学ぶことに意義があると感じています。
これまで小学校で行われてきた「外国語活動」は、英語に慣れ親しむため、歌やゲーム・絵本の読み聞かせなどを通じた「聞く」「話す」のコミュニケーションを中心とした活動でした。これまでは5・6年生を対象に行われてきましたが、今年からは3・4年生が対象となります。また、5・6年生に対しては「教科」として、「読む」「書く」という内容も加わり、中学校以降の学習につながるよう、慣れ親しむだけでなく、学習内容の定着も目指したものになります。ただし、小学校では文法を指導するのではなく、簡単な表現を使って英語で自分の気持ちや考えを伝え合う体験を通じて、今までの活動のように楽しみながら習得することを目指しています。